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パルコ外観は松本城がモチーフ 記念グッズのキーホルダーなど人気

南西から見た松本城を描いたイラスト(上)と、公園通り側の松本パルコ外観のイラスト。回転式のキーホルダーになっている 

 28日に閉店する松本パルコ(松本市中央1)で、松本パルコの建物と国宝松本城をデザインしたキーホルダーとグラスが販売されている。松本パルコの外観が松本城を模して設計されたといわれていることから作られた記念グッズで、閉店を惜しむ人たちなどが買い求めている。

 テーマパークなどの雑貨を企画製造するキリー&アソシエイツ(東京都文京区)が、地方の人気の店とコラボして商品を生み出しているプロジェクト「まちかど画廊」のグッズとして製作した。松本パルコによると、記録は残されていないが、公園通り側のパルコは、南西側から見た松本城の大天守や小天守の形や高さの違いを模して設計されたといわれている。その経緯から城とパルコの外観を入れたデザインになった。
 グッズに使用したパルコの外観のイラストとロゴは、松本市出身のアートディレクター・清水貴栄さんが閉館にあたりデザインしたものを使い、松本城は同社でデザインした。キーホルダーは回転式で、城とパルコのイラストが交互に現れる。グラスはガラス製で城とパルコのイラストが印刷されている。
 キリー&アソシエイツの片桐幸之助社長(38)は「松本パルコが地域と密着して歩んできたと知り、松本の街にも貢献できるグッズができたらと考えた」と語る。キーホルダー1600円。グラス1900円。
 17日まで、松本パルコ1階で開かれている「まちかど画廊」の期間限定ショップで、数量限定で販売している。