事件・事故情報を分かりやすく発信 県警が公式アプリ「ライポリス」運用開始

県警は3日、身近なエリアの事件・事故情報などを分かりやすく提供する公式アプリ「ライポリス」の運用を始めた。各種情報をマップ(地図)上で示して注意を促すほか、防犯ブザーの機能や、親子で楽しく防犯について学べるクイズ機能なども搭載している。
最寄りの警察署を「マイエリア」として設定すると、そのエリアに関する情報が受信できるようになる。「犯罪」「不審者」「電話でお金詐欺」「交通事故」「クマ・動物」の五つのメニューがあり、押したボタンの情報がマップ上に示される。最新情報が順次送られ、利用者に注意を促す仕組みになっている。
防犯ブザー機能は、押すと大きな音が鳴って周囲に異常を知らせるほか、音を鳴らさずに家族などに位置情報を送信して助けを求めることもできる。「クマ鈴」ボタンもあり、熊よけもできる。
痴漢対策機能として「痴漢されています、声をかけてくれませんか?」「やめてください 警察に通報します」「痴漢されていませんか?されていればうなずいてください」といったメッセージが表示され、声を上げずに助けを求めることができる。
見守りパトロールの支援や、現在地などの情報を家族に届ける機能もある。
「ライポリス」の名称は、県警のシンボルマスコット「ライポくん」と警察を意味する「ポリス」を組み合わせた。県警生活安全企画課の関昌敏課長補佐は「県民の安全・安心のための機能をたくさん盛り込んだので、多くの方に利用していただきたい」と話していた。