小さな春、見つけた きょう立春、例年より1日早く

暦の上で春の始まりとされる「立春」。今年は例年より1日早い3日に迎える。春を待つ2日の松本平は、前線を伴った低気圧が日本の南岸を通過した影響で、昼ごろにかけて雪や雨が降った。松本市四賀地区では寒空の下でつぼみを膨らませるフクジュソウが見られた。
同市赤怒田の「福寿草群生地」には約1・5ヘクタールの斜面に約50万株のフクジュソウが自生している。2日はうっすらと雪が積もった場所もあったが、あちこちでつぼみの中に黄色い花びらをのぞかせていた。群生地では3月8日から、恒例の「福寿草まつり」が開かれる。
長野地方気象台によると、3日の県中部は曇り時々晴れの予報で、日中は南風がやや強く、松本市沢村の最低気温は氷点下3度、最高気温は11度と予想されている。