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松本の小学5年生が 乗馬の「馬場2級」合格

2級合格を果たした川上君とポニーのうめ

 松本市の田川小学校5年生・川上天麻君(11)が、乗馬技術のライセンス「乗馬技能認定」の馬場2級に合格した。レッスンを受ける安曇野市豊科南穂高の乗馬クラブ・ホースランド安曇野の雌のポニー・うめと一緒に臨み「緊張したけれどすごくうれしい。いろいろ夢はあるけれど、ジョッキーを目標の一つに頑張りたい」と笑顔を見せる。

 全国乗馬倶楽部振興協会が定めるライセンスで、1~5級のうち1、2級は上級者向けの難度で審査も厳しい。2級の筆記は馬の管理や健康状態、馬に意思を伝える合図などが出題される。実技は「速歩」や「駈歩」などの速度の変化、さまざまな経路で図形を描く動きなどが課題だ。馬に的確に指示して一心同体となり、ともに正しい動きで課題を実践しなければならない。川上君は馬との信頼関係を大事にし、合図が正しく伝わるよう熱心に練習してきた。
 幼児期から馬を見るのが好きで、5歳で乗馬を始めた。小学2年生で5級に合格し、1年ごとに級を上げて挑戦してきた。うめとは5歳の時から一緒で「同じ気持ちで一緒に走れることがすごく楽しい」と話し、手入れしてかわいがる。
 ホースランド安曇野の池上健彦代表(43)は「川上君は秘めたガッツがあり歯を食いしばって頑張ってきた。ポニーで2級合格は貴重。よく達成した」と評価する。川上君は「応援してくれる皆に感謝し、今年は1級に合格できるように練習に励みたい」と目を輝かせる。