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松本パルコ最終日も盛大に 2月28日閉店企画 アオイヤマダさん登場

アオイヤマダさんをモデルに撮影した閉店ポスターを手に、閉店企画を紹介する斉藤店長(右)ら

 松本市中心街にある大型商業施設・松本パルコ(中央1)は2月28日午後8時に閉店し、40年間の営業に幕を閉じる。最終日は市内出身のアーティスト・アオイヤマダさんが店内でパフォーマンスを披露するほか、市内出身の写真家・白鳥真太郎さんがパルコの建物と集まった人たちの集合写真を撮影するなど、最終日の夜まで多くの企画を催す。
 斉藤博一店長らが市役所で記者会見し、閉店まで1カ月間の企画を発表した。アオイさんは28日午後6時から、ダンサーの高村月さんとのユニット「アオイツキ」で踊りと語りのパフォーマンスを披露する。白鳥さんの写真撮影は28日午後8時15分から、公園通り側で開く閉店セレモニーで行う。白鳥さんが閉店を惜しみ集まった人とパルコの建物を写真に収める。
 28日は、市内出身のアートディレクター・清水貴栄さんがデザインした松本パルコのロゴが刻印された木製ハンガーを先着400人にプレゼントする。正午からは参加自由のお別れパーティーも催す。最終日以外にも、地元の中高生や大学生が参加するまつもと未来マルシェや、美須々の杜のモールがプロデュースするマーケットなどが催される。
 閉館企画は、写真撮影を住民有志による「ありがとう松本パルコ実行委員会」が主催するなど、市民による催しも多い。斉藤店長は「(閉店に際し)地域の方たちが盛り上げてくれるのは稀有な例で、松本ならでは」と感謝し、「過去を振り返るだけでなく、未来に向けた発信にもしていきたい」と話した。