氷灯籠 木曽路照らす 氷雪の灯祭り 始まる

木曽路の宿場や景勝地を住民手作りのアイスキャンドル、竹灯籠などで照らすイベント「氷雪の灯祭り」が25日、開幕した。初日は木曽町日義の宮ノ越宿が会場となり、幻想的な光景を来場者が楽しんだ。2月15日まで、週末を中心に計8会場で順次開催する。
同宿本陣や周囲の街道沿いに、400個のアイスキャンドルを並べた。午後5時過ぎ、住民でつくる同会場の実行委員らが点灯していき、ろうそくの温かい炎が宿場に浮かび上がった。
塩尻市広丘郷原から訪れた会社員・中洞出さん(44)は「宿場を通ったことはあるが、ろうそくで照らされると幻想的で違った雰囲気になる」と話し、長男の桔梗小学校4年・陽人君は子供用のスマートフォンを手に回り「きれいな写真が撮れた」とほほ笑んだ。
点灯前には、雪でレーンを作った雪上ボウリングも催され、子供たちが楽しんだ。
祭りは塩尻市の贄川宿から岐阜県中津川市の馬籠宿にかけて開かれる。催しの様子を写した恒例のフォトコンテストも行う。今後の日程や会場、コンテストの内容は、木曽観光連盟のホームページなどで発信している。