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塩尻玄蕃まつり7月26日に 50回の節目 50連募集へ

近年では多い57連が参加した第37回(平成24年)の塩尻玄蕃まつり

 塩尻市の大門商店街一帯で開催される夏祭り「塩尻玄蕃まつり」の実行委員会は24日、会合を開き、今年のまつりを7月26日に開催することを決めた。昭和51(1976)年に始まったまつりが50回の節目を迎える。盛大な催しにしようと、昨年は28連だった参加連を、今回は節目を祝い「50連」を目標に募集する。

 例年は4月に実行委を開催しているが、今回は全市的に参加者を募ろうと、各地区の年間計画が固まる前に始動した。開催要項案では、大門商店街を午後3時から9時まで歩行者天国にして、前半は塩尻青年会議所が中心となって50周年記念企画を開催し、夕方からまつりのメインとなる「玄蕃おどり」を行う。
 昭和46年に長野びんずる、50年に松本ぼんぼんと、県内各地で夏祭りが始まったのに合わせ、51年に第1回が開催された。最盛期にはおどりに60連ほどの参加があった。新型コロナウイルス禍を受けて令和2年は中止、翌年はオンライン開催となり、5年に通常開催に戻った。ただ昨年の参加連は28連とコロナ禍前を下回っている。今回は以前より減少している地区連、子供連などを含めて幅広く参加を呼び掛け、3月中旬には募集を開始する予定だ。
 会合で実行委員長の小松稔塩尻商工会議所会頭は「(参加連数やにぎわいは)徐々に復活してきている。半世紀という大きな節目を大成功に導きたい」と述べた。