ブエナビスタの菊池さんが技能五輪で敢闘賞 全国の舞台で実力発揮
ホテルブエナビスタ（松本市本庄１）のフランス料理レストラン「ソルプレーサ」に勤務する菊池蒼衣さん（２０）＝安曇野市＝が昨年の第６２回技能五輪全国大会・レストランサービス職種で敢闘賞を獲得した。地道に練習を重ねて本番で実力を発揮した。今後の仕事の糧にと、意欲を新たにしている。
料理・ワインのサービス、カクテル作り、英会話など四つの課題があった。焼いたマダイをフォーク、ナイフ、スプーンで皿に盛り付ける課題に対しては３カ月半前に練習を始め、マダイ５０匹を使い技術を高めた。オリジナルカクテルは美ケ原高原から見た雲海のイメージで作った。
技能五輪は愛知県などで開催され、レストランサービス職種に２２人が出場した。菊池さんは業務の前に長い日で４時間、最低２時間の練習を継続。賞を狙い本番に臨んだといい「教えてもらった先輩・上司に頑張った成果を持ち帰ることができて良かった」と笑顔を見せた。
菊池さんは安曇野市出身で穂高商業高校卒業後、一昨年春に入社した。日頃はホテル最上階のレストランで料理の提供などを担当する。北アルプスの眺望と松本平の夜景、花火の風景も店の魅力という。丁寧な接客を心掛けており「これからもできることを増やしていきたい」と話していた。