松本・入山辺三城に温泉付きグランピングオープン

松本市入山辺の三城に、「グランピングリゾートヴィーナス」がオープンした。ドームテント4棟にそれぞれ天然温泉やサウナ、食事スペース、トイレを備え、プライベート空間を重視したグランピング施設だ。温泉をはじめシラカバなどに囲まれた景観や雪、星空を目当てに県外から訪れる家族連れらを中心に利用は好調という。
同市浅間温泉1の匠建設の新規事業として、かつて上條博文社長(56)の親が掘り、権利のあった温泉を活用して約2000平方メートルの敷地に整備。昨年11月に本格スタートした。ドームテントは直径8メートルと7メートルの2種類あり、内装は棟ごとに異なる。1棟最大6人が宿泊可能で、ペット同伴やたき火ができる棟もある。
地元食材を用いたバーベキューやエスニックカレーなどの夕食と、ホットサンドやサラダの朝食が付く。料金は4人利用で1人1泊4万2000円から。上條社長は市消防団前団長で、消防団員や家族を対象に割引するほか、当面は県民に知ってもらおうと地元割りも用意する。
今後、敷地を拡張して低価格な宿泊エリアや食事施設を備えた足湯なども整備したいとし、上條社長は「松本の観光は西山が盛ん。東山も地域の特色を出して盛り上げていきたい」と話している。
問い合わせはヴィーナス(電話0263・50・7250)へ。