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朝日に輝く 白川氷柱群 木曽町三岳 厳冬期の絶景

朝日を受けて輝く白川氷柱群。壮観な姿を前に観光客が「想像以上の迫力」と感嘆の声を上げていた(21日午前8時すぎ)

 木曽町三岳の西野川右岸に現れた「白川氷柱群」が迫力を増し、見頃を迎えている。切り立った崖から御嶽山の伏流水が染み出て凍りつく厳寒の風物詩だ。近くで旅館・けやきの湯を営む小坂広寿さん(86)は「今冬は『寒の雨』がないため、氷が美しさを保っている」と太鼓判を押している。

 厳冬期にのみ見ることができる氷の芸術で、無数のつららが氷のカーテンのように連なり、高さは最大50㍍、幅は約250㍍にも及ぶ。朝から晴れ渡った21日、斜めから差し込む朝日に輝く〝冬の絶景〟にスマートフォンのカメラを向ける観光客の姿もあった。
 昨年12月20日ころからの冷え込みが続く今季は氷の育ち具合も順調だ。小坂さんは「寒さが続けば氷が厚くなる。まだまだ楽しめると思う」と期待していた。
 木曽おんたけ観光局が毎晩ライトアップ(午後5時半~9時半)を行っている。