片丘ワインロードのイメージソング完成 作詞の寺西さんが振興協にCD寄贈

ワイン産地として知名度を上げる塩尻市片丘の市道東山山麓線の愛称「アルプス展望片丘ワインロード」と、同名のイメージソングが完成した。市内の記録映像などを撮影している宗賀の寺西定雄さん(78)が作詞し、曲を収録したCDと関連の映像を収めたDVDを、地元の片丘ワイン振興協議会に寄贈した。
「東雲の丘の上アルプスの風がとおる」と始める。北アルプスを望む眺望の美しさを歌い、新興ながら勢いがある産地であることを感じさせる「新しいワイナリーここから始まるストーリー」といった言葉も織り込んだ。
曲と歌は人工知能サービス・SunoAIを使い、明るくさわやかな雰囲気に仕上げた。映像は、ワインロードをテーマに撮影した風景などに、曲と歌詞を交えて製作した。
寺西さんは取材で片丘地区を何度も訪れており「ブドウ畑が増えてきた」と感じていた。振興協会長の小松千万蔵さん(81)が旧知の仲ということもあり、ワインロードをテーマに詞を作った。振興協は年間に何回かあるイベントなどで曲を披露していく考えで、小松さんは「ワインロードに関心を持っていただいた寺西さんに感謝している」と話している。