居酒屋公民館だんらん 松本・中央地区 節目の100回住民祝う

松本市の大手公民館で月1回、地元の中央地区の住民が飲食物を持ち寄る「居酒屋公民館」が開かれている。和気あいあいと会話を楽しみながら、交流を深める機会となっている。今月は100回目を迎え、約50人が参加して節目を祝った。
17日の居酒屋公民館は、100回目に合わせてビールが100円で提供された。参加者は用意されたオードブルや持参した手作り料理を食べながら親睦を深めた。
平成27(2015)年9月から月に1回ほど開き、各回約20人が参加する。昨年はアレンジを加え、そばやバーベキュー仕様の居酒屋公民館も開催した。母とほぼ毎回参加している開智小学校4年生の原虹愛さん(10)は「食事がおいしい。最近は友達を誘ったら来てくれるようになった」と笑顔を見せた。丸山泰さん(68)は「手作りの品を出し合って、顔を合わせて話を共有することが大切」と話していた。
飲み物や料理を1品持ち寄ることがルールで、みんなで地域について話し、準備や片付けをすることをコンセプトにしている。実際に要望が挙がり、昨年にはソーセージを作る講座と、ワインの基礎知識を学ぶ講座が実現した。遠藤彰公民館長は「始めた先輩に感謝。次の世代にもつなげて、200回、300回と続けていきたい」と願っていた。