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木曽町 3部門で1位 住みたい田舎ランキング 宝島社の雑誌特集 子育て世代 若者・単身者 シニア 年齢問わず支持得る

木曽町が3部門で1位に選ばれた誌面を示す町担当者

 宝島社が発行する雑誌『田舎暮らしの本』2月号の特集「住みたい田舎ベストランキング」(人口5000人以上1万人未満)で、木曽町が子育て世代、若者世代・単身者、シニア世代の3部門で1位に選ばれた。町は近年、子育て世代をメインターゲットに据えて移住施策を推進。移住者数が昨年度73人(前年度比28人増)と右肩上がりの中、誌上でもスポットライトを浴びることになった。

 移住者数の動向、移住の受け入れ態勢や生活環境など、300項目以上のアンケートを各自治体に実施、点数化したランキングとなる。人口5000人以上1万人未満のカテゴリーでは、54の自治体が回答した。
 誌面では1㌻を使って木曽町を紹介。家族連れの人気を集める体験型美術館・ふるさと体験木曽おもちゃ美術館(新開)、コワーキングスペース・ふらっと木曽(福島)などを写真付きで紹介し、「幅広い世代に愛されるまちづくりを進めている」とした。
 町は令和4年度、町民課に移住定住係を設置。東京、名古屋、大阪にある移住・Uターン関連の相談窓口との連携や、空き家バンクを活用した住宅供給の強化などに注力している。岩井航太移住定住係長は「移住はその人の人生に大きく関わること。それでも町に来てくれる方々に敬意を払いながら、今後も関連の取り組みを進めていきたい」と話す。