豆力士が初稽古 木曽町トレセンの土俵に活気

木曽相撲連盟と木曽町体育協会相撲部が主催する新年初稽古が11日、木曽町新開の町総合トレーニングセンターで開かれた。木曽郡内の小中学生が参加する木曽相撲クラブのメンバー9人が土俵で汗をかき、気持ちを新たに新年の一歩を踏み出した。
四股踏み、すり足といった基本的な動きを入念に行い、受け手を土俵の外に押し出す「一丁押し」や試合に取り組んだ。感染症などの影響で参加は少なかったが、子供たちの力のこもった稽古に土俵は活気づいた。
クラブの新キャプテンの児童は「みんなで協力し合い活動したい。自分自身も大会で勝てるよう頑張りたい」と意気込み、木曽町中2年の生徒は「自分のスタイルをしっかり定め、深めていきたい」と力を込めた。
同センターは、令和10年に県内で開催される国民スポーツ大会を見据えて昨年整備された。連盟の山下泰男会長は「それぞれの課題を意識した上で、立ち合いの気迫や土俵際の粘りを大事にして」と呼び掛け、国スポにも触れながら「皆さんの活躍を願っています」とエールを送った。