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木曽路の物産品が大集合 松本市立博物館で初企画

事業者からすんきの特徴を聞き、買い求める人たち

 木曽郡内の地場産品を集めた「木曽路観光・物産展in松本」が11日、松本市大手3の市立博物館で始まった。地域自慢の農産加工品や伝統工芸品の魅力をPRしようと初企画され、塩を使わず赤カブの茎葉を乳酸発酵させた伝統食・すんき、開田高原産のそば、日本酒、お六櫛などが多彩に並んでいる。12日まで。

 5事業所がブースを出店した。すんきの製造に力を入れるアルプス物産は、国際的にも珍しいすんき独特の製法やおいしさが際立つレシピを紹介。そば製造の「霧しな」は開田高原の在来品種「開田早生」のそばを販売し、相性がいいすんきと合わせた「すんきそば」の試食も用意している。
 道の駅木曽川源流の里きそむらのブースには土産品やお六櫛がそろい、現代の名工の篠原修さん(73)=木祖村薮原=によるお六櫛の制作実演もある。
 県木曽地域振興局、すんきブランド推進協議会など5団体の連携で企画した。特産品や木曽ヒノキの箸が当たる抽選会を実施し、1会計ごと抽選券を配布する。午前10時半~午後3時半。