松本の平均気温が過去最高に 昨年は13.8度で平年より1.6度も高く
気象庁の観測によると、昨年の松本(松本市沢村)の年平均気温は13.8度と平年より1.6度高く、明治31(1898)年の観測開始以降、最も高かった。それまで最高だった一昨年の年平均気温13.7度を0.1度上回った。日平均気温が25度以上に及んだ日数は66日で一昨年と同数となり、観測開始以降最も多かった。
最高気温が25度以上の夏日は134日、そのうち最高気温が30度以上の真夏日は76日あり、共に観測開始から2番目に多い記録となった。最高気温が35度を超える猛暑日は13日で、過去5番目の多さだった。月平均気温は8月が26.4度で平年より1.3度高く、過去5番目に高い値となった。暑さが秋まで続き、9月、10月の月平均気温は過去最高だった。
年間降水量は1383.5ミリを記録し、過去6番目に多く、平年を338.4ミリ上回った。日照時間は2107・8時間で平年を26.9時間下回った。
1年で最も気温が上がったのは7月5日で最高気温36.7度。1月14日の氷点下8.5度が最も低かった。
9月20日には最高気温が35.7度まで上昇し、最も遅い猛暑日の記録となった。梅雨入りは夏至に当たる6月21日で、最も遅い昭和42(1967)年と平成19(2007)年の6月22日ころに次ぐ遅さだった。