山形村公民館が世代交流講座

山形村公民館は、子供たちの冬休みに合わせた多世代交流講座を企画している。料理、eスポーツとプログラミング、ニュースポーツなど昨年末から今月上旬にかけて5種の講座を開き、子供からシニアまで幅広い年代がコミュニケーションを取りながら多彩な体験を楽しんでいる。8日は村農業者トレーニングセンターで新年書道講座を開き、小学生や親子連れが書き初めに取り組んだ。
書道講座は小学校の冬休みの課題の書き初めや、各自が書きたい字を自由に書いた。中大池で書道教室を運営する塩原尚子(雅号・尚陽)さん(83)が講師を務め、参加した9人が和気あいあいとした雰囲気で書に向き合った。
2月に開かれる市民タイムス書き初め展に応募する作品を仕上げる小学生もいた。「七草」の作品を書いた山形小学校3年の山﨑玲奈さん(9)は「字の中心や線の長さを意識して書いた。上手に書けてうれしい」と満足げで、塩原さんは「子供も大人も楽しそうに取り組んでくれて何より」と目を細めた。
昨年末に開いたeスポーツとプログラミング講座では和太鼓リズムゲーム「太鼓の達人」などで約20人が遊び、料理教室では地元の女性3人と小学生らがおやきと豚汁を手作りして交流を深めた。書道とeスポーツに参加した山形小3年の岩崎結貴哉君(8)は「初めてやることもあって楽しかった」と話した。
公民館事業を担当する村教育委員会職員は「いろんな人が集い交流できることが公民館のいいろころ。今までなじみがなかった人たちにも知名度や親しみを広げていきたい」としている。