麻績・桑関公民館 耐震補強へ

麻績村の桑関公民館(野間桑関分館)が近く耐震補強される。村教育委員会によると、同公民館は災害時に避難した地域住民が一時的に滞在する村指定避難所(1次避難所)の一つ。村が「耐震基準を満たさない」として順次改修工事を進めてきた五つの地区公民館の最後の1館で、万が一の災害に備え安全性を高める。
建物は木造平屋約72平方メートル(和室2部屋、台所1部屋)で、昭和52(1977)年に建設された。壁面を耐震パネルなどで補強する。総事業費は約220万円で、工期は3月14日まで。
村教委によると、村の北西端に位置する桑関集落は、世帯数が昨年4月1日現在で6世帯と少ないものの、春の草刈り作業などに住民のほか親戚・縁者らが集まるなど地域の結束は強い。村内には地区公民館が21館あり、村教委は「避難所の耐震化により、災害時の地域住民の安心安全を取りこぼさないことにつなげたい」と話している。