二十歳の集い 生坂で晴れやかに

本年度に20歳を迎えた生坂村出身者を祝う「二十歳の集い」が3日、村入浴宿泊施設・やまなみ荘で開かれた。対象11人(男性7人・女性4人)のうち9人がスーツや振り袖姿で出席し、旧友や恩師との再会を喜び合った。
式典で藤澤泰彦村長は「皆さんそれぞれが秘める無限の可能性を信じ、晴れやかに一歩を踏み出してほしい」と激励した。太田譲議長も「相手のことを考え、リスペクトの心を持って接し、長い人生を共に歩める仲間を作ってほしい」と呼び掛けた。
県須坂看護専門学校2年の平林陽菜さん(20)=須坂市=は答辞で「心の中でいつも(生坂は)生まれ育った『私の帰る場所』だと強く感じている」とし「一人一人進む道は違っても自分らしい未来を切り開けるよう精進したい」と決意を述べた。塩尻市内の会社に勤める鈴木凌空さん(20)=生坂村=は「高校を卒業して就職し気付いたら二十歳になったというのが実感だ。育ててくれた親に恩を返せるようしっかり働いていきたい」と語った。