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安曇野の丸山謙一さん CD「南豊科駅南」制作 カントリーブルース10曲

ファーストアルバムをPRする丸山さん

  「マルケン」の名前で音楽活動をしている安曇野市豊科の会社員・丸山謙一さん(59)が、ファーストアルバム「南豊科駅南」を制作・発売した。ギターの弾き語りで、オリジナルのカントリーブルース10曲を収めた。出身・居住地も、曲のテーマも、録音場所も「オール安曇野」が売りだ。
 

 丸山さんは松本深志高校時代にオリジナル曲を学園祭で披露し、早稲田大学でも友人と音楽活動を続けた。ロックやジャズに影響を受けながら、歌とギター一本で全てを表現するカントリーブルースに魅せられていった。就職で県内に戻った後も、ライブハウスなどで活動を続けてきた。
 アルバムタイトルとなった曲「南豊科駅南」は、拾ケ堰のじてんしゃひろば周辺を愛犬キースと散歩した思い出を歌にした。夜明け前の星空、朝焼けの常念岳など「移ろう時の味わいや感度を歌にした」という。ロックグループ・ローリングストーンズのギタリストから命名したキースは、7年前に死んだ。
 アルバムは、静かな曲からシャウト調の曲まで多彩。「身近な生活の一場面にスポットを当てた」という歌詞は、クスッと笑えたり、同世代の男性には共感できたりする。CD200枚を自主制作し、価格は税込み2750円。松本市高宮東のライオン堂、アマゾンやタワーレコードのネット通販で扱っている。アルバムのジャケットの絵は3年ほど前の丸山さんの誕生日に三女が描いた。ギターや釣り道具を積んだバンを、丸山さんが楽しそうに運転する姿をポップ調に表現した。
 丸山さんは2月22日午後7時から、松本駅お城口近くのバー・アクアビーテで、投げ銭方式でソロライブを開く。