松本市立博物館でキャンドルナイト ろうそくの光に省エネ思う

自然素材でできたろうそくに火をともし、環境問題への理解を深める「博物館のキャンドル・ナイト」が27日、松本市大手3の市立博物館であった。冬の夜にろうそくの柔らかな光がきらめき、訪れた人の目を楽しませた。
竹筒の灯籠や和紙で作ったあんどんなど、140個以上のろうそくに明かりがともった。同市中山の竹林整備で切り出した竹や、ミツバチの巣から採れるミツロウのろうそくを使い、二酸化炭素の排出削減や、自然素材の活用への関心を高めた。信州大学経法学部2年の宮森音矢さん(19)=桐2=は「幻想的で心が穏やかになる。処分されるものでも考え方一つで美しくなる」と感心していた。
市地球温暖化防止市民ネットワーク(通称・エコネットまつもと)が主催した。宮澤信代表は「明かりを楽しみながら、エネルギーの利用について考えるきっかけになれば」と願っていた。