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eスポーツSSC杯 初の対面開催 県内の大学生・高校生20人参加

ゲーム画面に向かう参加者

 eスポーツに取り組む県内の大学生や高校生が、一堂に会するイベント「第1回SSCカップオフライン」が21日、塩尻市大門一番町の地域DXセンター・core塩尻であった。塩尻市振興公社が、大学生ら約90人でつくるe-sports信州学生コミュニティ(SSC)とともに行った。

 プレーヤー視点の画面で進行するシューティングゲームをプレーし、5人一組の4チームが参加する勝抜戦で優勝を争った。
 日ごろはインターネット経由で接するプレーヤー同士が、隣り合った席で声を掛け合った。塩尻志学館高校3年の布川龍空さんは「仲間の声が生で聞こえ、一緒にやっていると実感する」と話した。実況解説や、現場に大写しにした画面の選択・録画などにも、学生が当たった。
 SSCはすでに、オンラインでの大会を何回か開いた実績がある。今回は市振興公社が企画段階から協力。eスポーツ大会運営のRe.road(松本市)が協力し、情報通信の日本ナレッジ(本社・東京都)がスポンサーに付いた。県の地域発元気づくり支援金を活用した。
 SSCには、公立諏訪東京理科大学や松本工業高校、東京都市大塩尻高校などの学生や生徒がいる。諏訪東京理科大3年の前川主翔さんは「eスポーツを通じて、信州の学生のつながりをつくりたい」と話していた。