工場飾る児童生徒の絵画 山口蒼輪顕彰会 5年ぶりにゴールドパックで展示

安曇野市堀金烏川のゴールドパック安曇野工場で、5年ぶりに堀金地域の小中学生の作品展・山口蒼輪賞児童生徒絵画展(山口蒼輪顕彰会主催)が開かれている。38回目という歴史ある展示で、以前のように同社工場で開催できることを関係者が喜んでいる。
安曇野工場の見学者通路に、堀金小学校の児童4人と堀金中学校の生徒1人の作品計5点が飾られた。次回展覧会の作品に入れ替わる来年11月21日まで展示され、工場見学者の目を楽しませる。
事前に連絡すれば平日のみ鑑賞できる。飾り付けを担当した同社の北林明美さんは「一生懸命描いてくれた絵なので、工場見学に合わせて鑑賞していただければ」と語る。
新型コロナウイルスの影響で昨年までの4年間は堀金烏川の旧大庄屋・山口家で開かれてきた。第23代当主の山口裕さんは「子供たちに芸術文化に興味を持ってもらいたい。多くの人に見てもらえるようになったのでうれしい」と喜ぶ。
同顕彰会の一志信一郎会長は「地域が活気づく」と話し、同社の厚意による展示の再開に感謝していた。