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山形村から100問の"挑戦状" 開村150周年記念しふるさと検定

初企画の村ふるさと検定を受検する参加者たち

 山形村開村150周年を記念した初の村ふるさと検定(村教育委員会主催)が15日、村ミラ・フード館で開かれた。節目を機に、あらためて村の歩みや特色に目を向けて愛着を深めてほしいと創設された。村内外の人が歴史や産業、文化、自然などにまつわる100問に挑戦した。

 事前に村ホームページで公開したガイドブックの内容に沿い、「山形村は県内の村で面積が何番目に小さい?」といった出題があった。受検者は1時間半の時間内で四つの選択肢から正解を選ぶマークシート形式で回答した。中学生から70代まで13人が受検し、親子で参加する人もいた。
 山形村上大池の60代男性は「ガイドブックを読み、あらためて村の歴史や人物、産業を知ることができた。検定も十分手応えがあった」と話した。松本市出身で結婚を機に村に定住した同村上大池の60代女性は「150周年の記念で受検した。家族から伝え聞いていた昔の話や、なんとなく知っていた村の歴史が自分の中にも落とし込めてためになった」と関心を寄せていた。
 獲得した点数に応じ、後日、達人賞、優秀賞、殊勲賞などで表彰する。
 ガイドブックや問題作りには村民でつくる検定推進委員会が携わった。小学生向けに30問の検定も用意し、村内の山形小学校の全校児童が今月中に学校や家庭で取り組んでいる。