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真新しいしめ縄で新年の準備 穂高神社の氏子総代ら作業

若宮西のケヤキに飾り付けられたしめ縄

 安曇野市の穂高神社で14日、境内のご神木や穂高駅に飾り付けるしめ縄の交換作業が行われた。氏子総代や神職など約30人が、7本の太いしめ縄を作り直し、新年を迎える準備を整えた。

 若宮社、拝殿前にある孝養杉、若宮西のケヤキ、仁王石など7カ所に飾る長さ2~5メートル、直径10~15センチのしめ縄を作り直した。大量のわらを足踏み式の脱穀機ですき、水にぬらしてたたいて柔らかくした。数人がかりで束をより合わせ、わらを継ぎ足し、太く長く延ばしていった。
 1年を経て色あせたしめ縄から、やや青みがかった美しい形のしめ縄へと装いが新たになると、参加者は「立派じゃん」と満足そうにうなずいていた。氏子総代幹事長の松澤求さん(75)は、元日に起きた能登半島地震に触れ「来年こそ、こうした災害のない良い1年を迎えたい」と話した。