地域の話題

冬の松本、光で演出 お城天守にプロジェクションマッピング

歴史絵巻が投影された松本城

 松本城の国宝天守にデジタル映像を描き出すマッピングと中心市街地を電飾する「松本市イルミネーション2024―2025」(城下町松本フェスタ組織委員会主催)が14日、始まった。来年2月16日まで、光に包まれる城下町が市民や観光客を迎える。

 松本城公園で点灯式が行われ、市出身のアーティスト・アオイヤマダさんのユニット「アオイツキ」のパフォーマンスで幕を開けた。国宝天守では初めて、線を投影するレーザーマッピングと映像を投影するプロジェクションマッピングを組み合わせて実施。天守を築いた松本城主・石川数正公や信州ゆかりの浮世絵の映像が次々に現れると、松本市埋橋1の主婦・竹内あゆみさん(43)は「とてもきれい」と声を弾ませ、保育園年長の長女・彩生ちゃん(6)と一緒に感激して見ていた。
 市街地では大名町通りの街路樹や千歳橋の欄干に約8万球の電飾が施されている。点灯時間は松本城天守が午後6時から、市街地が午後5時からで、終了時間はともに10時となる。