南木曽の羊毛で作ったよ 小学2年生 小物や雑貨 校内販売

南木曽町の南木曽小学校2年生24人は、地域の羊の毛で作品を作り、「ぼくらの町のひつじやさん」と銘打って校内で販売した。住民団体が飼う羊を見学したことをきっかけに取り組んだ。売り上げでクリスマス会を開き、同団体のメンバーも招待して感謝を伝える予定だ。
読書の梛野地区の住民で作る農業団体「梛野夢クラブ」の羊から刈った毛を活用した。球状のフェルトボールにして目鼻をつけキャラクターに見立てたり、松ぼっくりやリースに羊毛を飾り付けたりした多様な作品を作った。11~12月にかけ、地域公開参観日などに合わせて〝開店〟し、机に作品を並べて住民らに元気よく接客をし、会計も務めた。
「店長」としてまとめ役を担った松原愛実さんは「頑張って作った作品を買ってもらえてうれしいし、お店をやって良かったと思う」と笑顔だった。
2年生は6、7月にクラブへ見学に訪ね、羊が地域で農地の雑草を食べたり命の大切さを伝えたりする役割を果たしていることなどを学んだ。