自然薯栽培に手応え 南木曽町のアサイ 特産化へ収穫2季目

南木曽町の特産品化を目指してジネンジョ(自然薯)栽培に取り組む日用品販売などのアサイ(南木曽町読書)は、2季目の収穫をしている。試験的に始めた昨年の4倍の面積で行い、生育がよく同社は手応えを見せる。初収穫分は14日に試食会を催す。
読書の土地を借り、20㍍の畝20本を作った。地中に板を敷き、その上で育てる方法で、春に種芋を植えた。2日は地元住民ら収穫スタッフ11人が作業し、手で土をかいて大きく育ったジネンジョを次々と掘り出した。収穫は1月ころまで続ける。
同社が傘下に入る恵雄会グループ(岐阜県恵那市)がジネンジョ栽培事業を手掛けており、南木曽でも始めた。グループの工場ですりおろし品に加工して販売し、町のふるさと納税の返礼品にも採用されている。
昨季の収穫量は約100㌔で、今季は4~5倍となる見込みだ。担当のアサイ専務・小池英仁さん(40)は「南木曽は栽培に適した土地とあらためて感じる。販路を広げ、栽培規模のさらなる拡大を目指したい」と見据える。
試食会は午前11時からアサイの福祉用具取り扱い事業所(読書)に併設するキッチンこころで開く。とろろご飯にして1食500円で提供(限定100食)する。問い合わせはアサイ(電話0264・57・2525)へ。