2024.12.7 みすず野
県内で最も日没が早いのは12月上旬。「今年の松本市の最も早い時刻は午後4時33分」という。過日の弊紙火曜日付掲載の「気象あれこれ」に教わる。ネットで国立天文台のサイトをのぞくと、日の出が最も遅いのは冬至(今年は12月21日)の半月ほど後、と知る。その中間の冬至がご存じの通り1年で昼間が一番短い◆日没というと、夕焼けが思い浮かぶ。『空の図鑑』武田康男監修(KADOKAWA)によると、夕焼けは空気の汚れや空中の水滴の影響で光の散乱が強まるため、朝焼けよりも赤みが強く感じられるそうだ。色鮮やかな夕焼け雲が見られるときは、翌日も晴れになる│とも◆きれいなだけならいいが警察庁の発表資料から、令和元年から5年までの統計で交通死亡事故が起こりやすいのが、夕暮れ時だと分かる。約半数が自動車と歩行者との事故だ。昼間に比べて3・3倍多く発生している◆自動車を運転していると、事故防止へラジオのアナウンサーが「早めのライト・オン」をよく呼び掛けている。少し早すぎるかな、と思うくらいでいいのかもしれない。ライトの点灯と同時に、安全運転の心構えも一段高めたい。