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塩尻で初のオール大門フェス 小中学生が演奏発表 抽選会も

小中学生の共演もあった演奏発表会

 塩尻市の大門地区で長く行われてきたが、廃止された区民運動会の代わりに初めて企画された「オール大門フェスティバル2024」が1日、レザンホールと大門地区センターで行われた。地区内の子供たちが通う小中学校の吹奏楽部や金管バンドの演奏などがあった。

 演奏発表会は4校の児童・生徒が出演したほか、地区内の団体も演奏を披露した。伊藤秀文・地区区長会長は「楽しいひとときになるように」とあいさつした。
 各校の代表者がメンバー数や練習の状況、曲の聞きどころなどを紹介した。小中学生で同じ曲を演奏する場面もあった。桔梗小学校吹奏楽部長の6年生・田中咲凪さんは「演奏会は楽しいからできるだけやりたい。会場の人たちが手拍子をしてくれてうれしかった」と話した。地区内で協賛した10事業所で使える「賞品券」が当たる抽選会も行われた。
 地区センターではフリーマーケットや健康相談が行われた。幅広い年齢の人たちが楽しめる機会になった。演奏発表会に来ていた広丘高出の加藤賢治さん(52)は「小中学生の練習の成果を聞ける機会はなかなかない」と、子供たちの演奏を楽しんでいた。