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だるま作り、一心不乱に 師走迎え繁忙期

布野さんの周りに、顔を描いただるまが置かれている

 作業場に入ると、鮮やかな、だるまの赤色が目に飛び込んできた。年末の繁忙期を迎えた松本市里山辺の布野恵だるま店。社長の布野康介さん(46)が、一心不乱にだるまの顔を描いている。

 使い慣れた小筆を滑らかに動かす。「丁寧に。勢いがある感じに」。だるまに向き合う時に心掛けている事柄だ。描き終わったら自らの近くに置く。作業が進むにつれて布野さんが、たくさんのだるまに囲まれているようになる。