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イチョウの葉も遊び道具 生坂・乳房観音堂に園児の笑顔

イチョウの葉を元気よくふりまいて遊ぶ園児たち

 生坂村の生坂保育園の年少~年長児33人が29日、小立野区の乳房観音堂(村指定文化財)境内に生える県天然記念物の大木「乳房イチョウ」で、恒例の落ち葉遊びを楽しんだ。園児たちは、落葉を終え境内に分厚く降り積もったイチョウの黄色い葉のじゅうたんに飛び込み、思い思いの遊びを楽しんだ。

 園児たちは、イチョウの落ち葉を頭の上に放り投げてぱらぱらと降り注ぐ様子を楽しんだり、集めた葉の山の中に潜り込んで寝転がってみたりして遊んだ。年長児の勝家純蓮ちゃん(6)は「葉の中でかくれんぼをするのが楽しい。中に潜るとふかふかしてて暖かい」と笑顔で話していた。
 地元住民たちが例年、園児たちが楽しめるよう保育園と連携して落ち葉をためてサポートしている。赤羽清区長(72)は「村の子供たちのにぎやかな声が聞こえるとうれしい」と目を細めていた。