地域の話題

レンコン豊作 収穫盛り 南木曽 みなとや農園 5季目

地中からレンコンを掘り出す西尾代表

 水深の浅い「浅床」の畑でレンコン栽培に取り組む南木曽町読書の「みなとや農園」(西尾治昭代表)で、収穫期を迎えている。5季目の今季は実りが良く、事業当初目標の1・5㌧程度が収穫できる見込みだ。地域の新たな農法として定着化を目指す中、「軌道に乗せていきたい」と見据える。

 上、下段で計約15㌃の棚田を、10㌢ほど水を張ったレンコン畑に転用し栽培している。22日は西尾代表らが収穫作業をし、ホースの水圧を利用して水底の土を掘り、レンコンを取り出した。12月中旬ころまでが最盛期で、来春まで収穫を続ける予定だ。
 甘みや粘り気が特長で、「きそれんこん」として木曽郡内外の道の駅などで販売している。西尾代表は「土がなじみ、生産品の認知も進んでいる。このまま安定した生産につなげたい」と話す。問い合わせは同農園(電話0264・57・2504)へ。