聖南中1年生が音楽隊結成 地域に歌の贈り物
筑北村の聖南中学校1年生20人は今秋、笑顔になる歌声を大勢の人たちに届けようと「笑顔咲かせるどっこい音楽隊」を結成した。25日に西条の村社会福祉協議会の拠点施設・きささげ荘を訪れて初めて合唱を披露。施設内のデイサービスを利用するお年寄り23人を前に美しい歌声を響かせた。
1年生は本年度、合唱に力を入れており、朝夕の学活の時間で練習に取り組んでいる。歌の発表を地域への貢献や交流につなげようと音楽隊を結成した。
発表で生徒たちは、練習を重ねてきた『もみじ』や『花は咲く』『旅立ちの時』など6曲を堂々と披露し、お年寄りたちは手拍子をしながら歌声を楽しんだ。利用者の女性(85)は「とてもよい歌声。孫が歌ってくれてるみたい」と目を細めた。
1年生は今後、音楽隊の活動として年4回程度、季節ごとに村内の高齢者施設などで発表したいという。リーダーの本田将大さん(13)は「歌を笑顔で楽しんで聴いてくれたのがうれしい。今後は吹奏楽も交えて発表したい」と意欲を語った。