七日市場の名所かるたを作製 三郷明盛の「歴史を学ぶ会」と公民館

安曇野市明盛の「七日市場の歴史を学ぶ会」と七日市場公民館が共働事業として、地域の名所や歴史などをテーマにした「七日市場かるた」の作製を進めている。住民から「5・7・5」の句を募ったところ、32人から130句が集まり、44句を選んだ。七日市場コミュニティセンターで17日、44句に写真、紹介文をあしらったかるたの発表会が開かれた。
かるたは「あ」から「わ」までの44句で、「を」「ん」は除いた。「け」は「ケヤキの木わたしの背たけの十七倍」で、小学生が詠んだ。地域一番の巨木を紹介し、写真には投稿者が母親と一緒に写っている。紹介文には、幹周り412センチ、樹高24メートルで「私(詠み人)の身長の十七倍でした!」とある。
「た」は「たのしいなみんなで遊ぶ七日市場公園」、「れ」は「歴史積む西木戸観音区の宝」など地域の自慢の場所や文化財を紹介する句が多い。
応募があった130句はどれも力作で、学ぶ会の曽根原孝和会長(89)は「44句を選ぶのが大変だった」と話す。作製メンバーで前七日市場公民館長の加藤崇雄さん(71)は「かるたには、私自身知らないことも紹介されており、とても勉強になる」と感心する。
加藤さんは「最終的には、子供会や小学校で使ってもらえるようにしたい」と話すが、費用などの問題があり、実際のかるた作製・配布は今後の課題となっている。