地域の話題

お話会5年 親子に笑顔 木曽町図書館 本の楽しさ 毎月伝える 16日は紙人形劇に挑戦

16日のお話会に向けて練習するスタッフ

 木曽町図書館が毎月開いている、ボランティアやスタッフによるお話会が、令和元年のスタートから今月で5周年を迎えた。小さな子供たちが本の楽しさを知る「入り口」となることを願いながら続けている。

 地域の読み聞かせボランティアによるお話会を第1土曜日、スタッフによるお話会を第3土曜日に開いている。いずれも午前11時から15分程度。
 町図書館は平成29(2017)年、木曽郡初の公共図書館として開館した。当初は親子連れや児童の来館状況に合わせて単発的にお話会を開いていたが、図書館をより身近に感じてもらう機会にしようと、定期開催を始めることにした。お話会を楽しみに来館する親子連れも増え、多い時で20人以上が訪れるという。
 16日はスタッフ2人がペープサート(紙人形劇)で「かさじぞう」を披露する。スタッフのお話会でペープサートを扱うのは初めてで、スタッフの一人は「飛脚、でっちといった昔話の言葉の意味が今の子供にも分かるよう、台本にはない言葉を足すなど工夫したい」と話していた。
 青木裕美恵館長は「子供たちにお話会で本の楽しさを受け取ってもらい、そこから家庭での読書などにつながっていけば」と願っていた。
 問い合わせは町図書館(電話0264・23・2030)へ。