DeNAが日本一 牧秀悟選手の活躍、松本でも祝福

横浜DeNAベイスターズが日本シリーズを制し、26年ぶりの日本一に輝いた。松本第一高校(松本市)出身の牧秀悟選手(26)は主将としてチームをけん引。全6試合に出場し、第5戦では本塁打を放った。セ・リーグ3位から悲願の日本一を果たし、中心選手として存在感を放った牧選手に松本地域から祝福の声が上がった。
松本第一高校近くにあり、高校時代に牧選手が「とんてき定食」をご飯大盛りで食べていた飲食店「DOLCE/かつ富」(浅間温泉1)では3日、地元住民らが第6戦を観戦。2連敗からの4連勝で日本一を決め、店主の富澤裕司さん(63)は「本当にうれしい。オフにはまた食べに来てほしいね」と笑顔を見せた。
DeNAと牧選手のファンだという会社役員・等々力伸一さん(47)=安曇野市穂高=は、第5戦を除く4試合を球場で観戦した。最終戦は終盤、涙が止まらなかったといい「牧選手が打席に立つとすさまじい盛り上がりだった。本当にすごい選手になった」と、応援でかすれた声で喜んだ。
高校時代の監督だった桜井正孝さん(62)=松本市浅間温泉1=は「プロ4年目で主将という大役の重圧を背負いながら本当によく頑張った」とたたえた。後援会松本支部の佐藤二郎理事は「牧選手の活躍は地元で野球を頑張る子供たちの励みになる。地域一丸で応援している」とエールを送った。