木曽で柿たわわ晩秋の実り 本格的な冬の訪れを前に各地で干し柿作りも始まる

柿の実がたわわに実る光景は晩秋の風物詩。晴れて穏やかな陽気となった4日、木曽町福島の民家では、オレンジ色の柿が枝いっぱいに実り、秋晴れの空に映えていた。
榊原直人さん(90)宅の柿の木は、枝の先端までぎっしりと実を付け、まさに「一面柿だらけ」。当たり年とのことで「今年ほどの豊作は珍しい。本当に見事だ」と話していた。全て渋柿だが、霜に当たって渋が抜ける頃になると猿が集団で訪れ「いっぺんになくなってしまうこともある」という。
間もなく「立冬」。二十四節気の一つで、暦の上では冬に入る。木曽郡内のあちこちでは、本格的な冬の訪れを前に干し柿作りも始まっている。