御嶽安全対策 資金募る 木曽町 ふるさと納税のCF 来年1月22日まで

木曽町は来年1月22日まで、ふるさと納税制度を活用した「ガバメントクラウドファンディング」(GCF)で、御嶽山の安全対策向上に充てるための費用を集めている。平成26(2014)年の噴火災害から10年がたち風化が懸念される中、記憶を呼び起こしながら町が取り組む火山防災対策を知ってもらいたいと計画した。目標額100万円の達成のために広く支援を呼び掛けている。
資金は目標額が達成できたかどうかにかかわらず、一度町の基金に積み立てた後、ソフト面の対策の予算に割り当てる。町御嶽山ビジターセンター「さとテラス三岳」(三岳)の運営費や、御嶽山火山マイスターへの資金補助などが想定される。
町によると、これまでにもふるさと納税を通じて「御嶽山をはじめ山の安全対策に役立ててほしい」という寄付があった。町企画財政課の三澤菜摘さんは「噴火から10年がたち、登山者も増えている。切れ目ない安全対策を続けていくための支援をいただけたら」と話している。
寄付の申し込みは「ふるさとチョイスGCF」で受け付けていて、「信州木曽:御嶽山の安全対策プロジェクト~災害を風化させずに、安全な登山を続けるために」と題したプロジェクトページから詳細を確認できる。問い合わせは町企画財政課(電話0264・22・3000)へ。