リンゴ狩り「宝探しみたい」 山形村で収穫体験

山形村観光協会は16日と17日、村内の農園の協力で「りんご狩り収穫祭」を開いた。10組30人が県内外から訪れ、真っ赤に色づいた実を収穫する体験を満喫した。
ささ園の笹川和祐園主が協力し「今秋は例年より霜に当たる回数が少なく蜜入りが少ないが、いいリンゴが育った。赤くて大きいおいしそうな実をたくさん見つけていって」と呼び掛けた。参加者はサンふじ、あいかの香りの2品種から自由に摘み取り、袋いっぱいに収穫を楽しんだ。
17日に訪れた石野寿明さん(30)・里菜さん(27)夫妻=安曇野市豊科、友人の大里美結さん(26)=塩尻市広丘野村=は「初めての体験でうれしい。赤が濃い実や、つやつやな実を見つけられて収穫の時間が宝探しみたいで楽しかった」と喜んでいた。
村内では、希望者が木のオーナーになってリンゴ狩りを楽しむオーナー制度(村観光協会企画)を30年以上行ってきたが、園主の高齢化などで昨年度で終了。現在は個々の園で摘み取りを受け入れている。