松枯れ材の積み木で遊ぼう 安曇野市のキャラバン隊が園児と交流
安曇野市の市立認定こども園や幼稚園に、松枯れ材を活用した積み木を広める「あづみの積木キャラバン隊」の本年度の活動が始まった。キャラバン隊に参加する市民ボランティア4人が10日、たつみ認定こども園(豊科高家)を訪れ、松枯れについて知ってもらう紙芝居を披露しながら園児と交流した。
安曇野市が官民連携で進める里山再生計画(愛称・さとぷろ。)の一環で令和2年度に始まり、4年間で全19園へ、積み木各3000~4000個や紙芝居を贈った取り組みの2巡目となる。本年度は5園が実施対象だ。
キャラバン隊が用意した1万個もの積み木を年長、年中園児約50人が囲んだ。1人や仲間で積み上げたり並べたり、作ったものを崩したりして、発想豊かな体験に夢中になった。隊長を務める県建築士会安曇野支部副支部長の中村滋宏さん(45)は「楽しい遊びを通じて、身近な里山に思いを向けてくれるようになったらうれしい」と話していた。