小中学生 歌声響かせる 音楽会 木曽郡内全校 5年ぶり一堂に

「第17回木曽郡小中学校音楽会」が23日、木曽町日義の木曽文化公園文化ホールであった。小中学校16校の主に最高学年が参加し、練習を重ねた歌声を響かせた。郡内の小中学校が一堂に会す音楽会は、新型コロナウイルス禍を挟んで5年ぶり。ここ数年は2部制にして参加校の分散を図るなどの対応が続いていた。
上松小6年生29人は、東日本大震災の支援ソング「ほらね、」を選曲。発表に先立ち、金森輝君(11)は「曲に込められた思いを能登半島の方々に伝えたい」とあいさつした。全校児童・生徒がステージに立った小規模校の歌声も力強かった。
日義小は5、6年生28人で「光の射す方へ」を披露した。強弱を利かせて語りかけるように歌い、6年の松葉明咲さん(12)は「緊張したけれど練習通り『歌声を届ける』ように歌えた」と笑顔を見せた。