片丘一丸つながろう 12日に小学校でイベント 子ども祭りやコンサート
塩尻市の片丘小学校で12日、同校や市片丘公民館、地域の人たちが一丸となって行うイベント「つながろう片丘」が行われる。昨年度に行った開校150周年事業が好評だったことを受け、学校や公民館の既存の行事を融合させ、開校記念日に合わせて続けようと考えた。住民が得意なことを生かして実行委員会に参加し、準備を進めている。
学習発表を兼ねた子ども祭り(午前8時45分~10時15分)は「うさぎ」「東雲太鼓の達人」「地域の宝」など学年ごとのテーマで行う。伝統の夕やけの丘コンサート(午後2時開演)には、同校スクールバンド、丘中学校吹奏楽部、コールかたおかなどが出演する。同校3年生やPTAが出演する中庭イベント(午前10時半~11時40分)もある。おでんやジュースが出たり、バルーンアートや工作などを楽しんだりするブースが設けられる。
9月19日に片丘小で実行委員会の会議があり、各担当者が準備の状況を報告し、全体への協力を求めた。小松秀樹公民館長は「みんなをつなげて、将来にもつなげていきたい」と呼び掛けた。
昨年の開校150周年記念事業が「つながろう」に発展した。龍野守教頭は「地域の人たちが、学校を非常に大事にしてくれていると感じた」と振り返る。記念事業に続き、「つながろう」でも実行委員長を務める藤澤伸也さんは「学校を大切にしようという思いが強く、地域の結び付きにつながっている」と話していた。