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紅葉の御嶽 秋空に映えて 木曽町側 三ノ池ルート

三ノ池への登山道から望む御嶽山。木々が黄やオレンジ色に染まり、錦秋の景色が楽しめる(1日午前11時ころ)

 御嶽山(長野・岐阜県境)が紅葉の季節を迎えている。ナナカマドやダケカンバが色づき、錦の衣をまとった山容が眺められる。朝から秋空が広がった1日、木曽町側の黒沢登山道8合目から三ノ池に向かう「三ノ池ルート」にかけて、紅葉目当ての登山客の姿があった。

 常緑のハイマツにオレンジや黄の絵の具をこぼしたような眺めが広がり、中央アルプスも遠望できた。奈良市の田辺洋一さん(61)は「青空との対比が美しい。点在する枯れ木も味わい深い」と声を弾ませ、盛んにシャッターを切っていた。八合目の山小屋・女人堂のスタッフは「ここ数日で紅葉の見応えがもう少し増すかも」と期待していた。
 5~7合目に架かるおんたけロープウェイ(木曽町三岳)は14日までの土・日曜日と祝日は午前7時から運行している。今季の営業は11月10日まで。