松本・誰もが働きやすい職場考える 働く女性会議の座談会に80人
県商工会議所連合会と長野商工会議所は30日、松本市深志1のアルピコプラザホテルで、働きやすい職場や社会の実現のために参加者が意見を交わす「NAGANO働く女性会議 信州働くみんなの座談会」を開いた。中信地域を中心に製造業やサービス業、金融業など44社から男女約80人が参加し、グループごとに職場での働き方などについて悩みや解決策を語り合った。
テーマは、職場でのコミュニケーションの取り方や、出産、育児などのライフイベントの乗り越え方などからグループごとに選んだ。6人一組になり、自分の考えを述べ合った。育児と仕事の両立については「当事者の社員の悩みを社内で共有して、連携して乗り越える必要があるのでは」などの意見が出ていた。
美ケ原温泉翔峰(松本市里山辺)の長谷川希さん(46)は「みんなが葛藤や悩みを抱えながら働いていると知ることができてよかった。職場で生かしたい」と話した。長野商議所の塚田まゆり副会頭(64)は「今日の話し合いで自分の意見に自信が持てたら、職場で勇気を持って伝えてほしい」と願っていた。
働く女性会議は昨年7月、長野商議所が女性活躍推進を目的に発足させ、長野市内で座談会などを開いてきた。活動を全県に広めようと、初めて長野市以外で開催した。