市民提案の事業に補助金 来年の安曇野市制施行20周年記念し
安曇野市が誕生して来年10月1日でちょうど20年になる。市は26日、市制施行20周年を記念して市民が主体的に取り組む来年度の事業に対し「市民提案事業補助金」を交付すると発表した。団体やグループなどが20周年記念で新規に行う「特別事業」と、例年の事業内容を拡大した「冠事業」に50万円を上限に交付する。記念式典は来年9月28日に行う。
市制施行20周年記念に関連する具体的な事業と式典日程が出るのは初めて。市は「市民とともに祝い、未来の安曇野市に向けて新たな出発点として実施する」としている。
補助金は、7年4月1日から8年3月31日までに実施する事業が対象になる。開催場所が市内で、市内外から広く参加できることも条件になる。活動拠点が市内にあり、構成メンバーが5人以上(過半数が市内に在住・在勤・在学)の団体やグループ、企業などが対象。講師への謝礼や印刷製本費などに補助する一方、飲食費や備品購入費、工事費などは対象にならない。
10月から事前相談に応じ、7年4月から8年2月末まで申請を受け付ける予定。市政策経営課は「20周年を節目として市をアピールする良い機会。積極的に活用を検討してほしい」としている。
市は、平成17(2005)年に南安曇郡の豊科町、穂高町、三郷村、堀金村、東筑摩郡明科町の5町村が対等合併して誕生した。9月1日時点の人口は9万5966人(男性4万6581人、女性4万9385人)。