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小学生 木曽馬と駆けっこ 木曽町 開田小の運動会 甲冑姿で行進も

木曽馬と足の速さを競う6年生

 木曽町の開田小学校(38人)で21日、運動会が開かれた。冒頭のアトラクションで、木曽馬と6年生8人が足の速さを競った。平成26(2014)年から続く地域色あふれる恒例種目で、小雨がちらつき風が吹く中、40㍍走の真剣勝負を繰り広げた。

 学校近くの「木曽馬の里・木曽馬乗馬センター」の場長を務める中川剛さん(47)が「小夏」(雌、24歳)に乗って駆け抜けた。木曽馬は5㍍ほどのハンディキャップをつけてスタートし、1走目は女子が、2走目は男子が挑んだ。山岸美奈里さん(12)は「ぎりぎりまで力いっぱい走った」と話した。僅差で小夏を抜くことができた狩野光君(12)は「最初は『結構余裕かな』と思っていたが気付いたら横にいて、想像の倍以上速かった」と話していた。
 入場行進では、児童会長の6年・中川弦君(12)が、甲冑姿で勇ましく木曽馬にまたがって登場し、会場を盛り上げた。