松本市立病院で介護・在宅医療相談開始へ 12日から毎月

松本市立病院(松本市波田)や地域の介護・医療関係者で構成する「在宅療養を支える会」は、病気の人や高齢者、障害者らを自宅で介護したり、在宅医療をしたりしている人を対象にした相談会を、9月から月1回開催する。介護の悩みや福祉施設の利用方法、在宅医療の注意点などさまざまな相談を介護の専門職や看護師が受け付ける。
「ぶらっと相談会」と名付け、初回は12日午前10時から市立病院1階の耳鼻科眼科前の待合室で行う。同病院地域医療連携室の増島澄子さんと、主任看護師の安藤亜紀子さん、市社会福祉協議会のスタッフ2人の計4人が相談に乗る。増島さんは「介護をしている人から『どこに相談していいか分からない』との声を聞き相談会を設けることにした」と話す。
在宅医療を支える会は、医療従事者や在宅介護を担うスタッフらの情報共有や意見交換の場として令和2年9月に立ち上げ、半年に1回ほどのペースで研修会などを開いている。「患者をみる家族の支えになれば」と相談会の実施が話し合われ、実現した。安藤さんは「介護疲れで話を聞いてほしいという人もいる。気軽に悩みなどを語れる場になれば」と考えている。
相談会は予約不要で無料。問い合わせは市立病院地域医療連携室(電話0263・92・3027)へ。