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ならかわ桜プロジェクト 短歌募り楢川の魅力発信へ ウェブサイトで新企画

8、9月分の風景写真「奈良井宿・夏祭りの夜」。写真を見て詠み、投稿する

 塩尻市楢川地区の活性化に取り組む住民有志の「ならかわ桜プロジェクト」(NSP)は今夏、地区内を撮影した風景写真を見て詠んだ短歌を一般から募り、ウェブサイトで公開する新企画を始めた。サイトではNSPのメンバーで「七音」の筆名で活動する歌人・瀧澤ひとみさん(47)=塩尻市木曽平沢=の歌を掲載しているが、広く募集することにした。

 ウェブサイトは「短歌の詠みたくなる風景」と題し、楢川地区のあまり知られていないスポットも含めてメンバーが発掘し、写真と地図、文章で解説している。塩尻市は歌人の太田水穂や若山喜志子などの出身地で、ゆかりの歌人も多いため、写真に瀧澤さんの短歌を添えてPR中だ。
 瀧澤さんは「サイトの開設から2年が経過し、より多くの皆さんの短歌を掲載し、楢川地区の魅力を発信したいと考えた」と話す。
 2カ月に1回、公募テーマとなる風景写真をサイトに掲載する。応募したい人はその写真を見て思い付いた短歌をウェブサイトから投稿する。8、9月分の風景写真は「奈良井宿・夏祭りの夜」で、作品と氏名(または筆名)、住所を入力する。作品の内容を審査した上で、投稿順に掲載していく。