地域の話題

ジュニア賞を創設 写真公募展・田淵行男賞

第7回田淵行男賞のポスターを掲げ、応募を呼び掛ける記念館スタッフ

 山岳、動植物の生態、自然環境をテーマにした組み写真を対象にした公募展「第7回田淵行男賞」の実行委員会は、12月1日~来年2月28日に応募を受け付ける。安曇野を拠点に山岳写真、チョウの生態研究で功績を残した田淵行男(1905~89)にちなみ、新人写真家の発掘などを目的に5年に1度をめどに開催している。今回は中学生以下を対象にしたジュニア賞を創設する。
 田淵賞はプロ・アマ問わず応募できる。5~20枚の組み写真を1点とし、点数に制限はない。カラー、モノクロ、デジタルは問わない。応募は無料。最高賞(1人)の田淵行男賞は賞金50万円、特別賞(フォトコン賞、岳人賞、山と渓谷賞、BIRDER賞)も選ぶ。写真評論家の飯沢耕太郎さん、写真家の海野和男さん、水越武さん、宮崎学さんら6人が審査する。
 ジュニア賞は、写真撮影に親しむ子どもが増えていることから創設する。自然の風景や野生の動植物の3枚の組み写真1点を応募する。資格は15歳以下(応募時点)。安曇野市長賞1人と特別賞2人を選ぶ。
 田淵賞、ジュニア賞ともに審査は3月、結果の発表は4月。応募詳細は、実行委事務局の田淵行男記念館のホームページに掲載している。問い合わせは同館(℡0263・72・9964)へ。